なぜ都内の不動産が高騰しているのか?東京都23区における5年間の坪単価推移をまとめてみた

なぜ都内の不動産が高騰しているのか?東京都23区における5年間の坪単価推移をまとめてみた

今、東京の不動産価格は高騰し続けています。
少しさかのぼると、2010年を超えたあたりから不動産価格が上昇し始め、2020年以降にさらに角度を上げ「不動産価格の高騰」と言える状況に達しました。

そんな中、都内近郊に住んでいるみなさんにとっての関心ごとは、「私たちの生活にどう影響するのだろうか?」ということではないでしょうか。

まず、東京都内23区の不動産の価格は引き続き今後も上がっていくと予測されています。
今後値下がりする要因の方が圧倒的に少ないので、ここ数年に関して言えば首都圏の不動産が安くなるのは現実的ではありません。

  • 新築で不動産の購入を検討している方
  • 中古で不動産の購入を検討している方
  • 賃貸での生活を継続しようとしている方

いずれのパターンにしても、東京都内23区に住み続ける以上は、この先数年間は金銭的な打撃を受けるのは間違いないでしょう。

2024年の東京都の公示地価の平均坪単価は約400万円です。(※参考までに、秋田県は約8万円です。入力ミス?と思われるくらい桁違いですが本当にこれほどの差があります。衝撃的ですよね。)

東京都内23区で70㎡の3LDKの新築マンションを買おうとすると1億円でも安い方かもしれません。
地方であれば200㎡の4LDKの庭付き戸建てが3,000万円〜4,000万円で買えるのにも関わらずです。

こういった事実を把握しておかないと、東京で不動産を購入すべきかどうかの判断もつかないのではないでしょうか。

そこで今回は「東京都23区の公示地価の平均坪単価の推移」を主なテーマに、今の不動産価格の状況についてデータ・事実を中心にお伝えしていきます。

今与えられている環境の中で、最善の選択をしていただけるよう情報をまとめたつもりです。ぜひ参考にしてください。

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東京都の坪単価推移

東京都の坪単価の推移は次の通りです。2021年はマイナスに傾きましたが、基本的には右肩上がりの推移であることがわかります。ここ5年間の坪単価平均は380万円〜400万円程度です。

  2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
坪単価平均 383万7852円/坪 374万5567円/坪 373万3442円/坪 383万3615円/坪 405万0579円/坪
変動率 ⤴4.25% ⤵-1.00% ⤴0.89% ⤴2.81% ⤴4.81%

380万円〜400万円程度というのが、どれほど高い数字なのかを把握していただくために次のデータをご覧ください。

都道府県別坪単価平均ランキング

全国(都道府県別)で見てみましょう。

東京都の坪単価平均は約400万円です。一方で、最下位に位置する秋田県は約8万円です。秋田県と比べると東京都の坪単価平均は50倍もの高さなのです。

2位は大阪府ですがそれでも約110万円です。東京都の坪単価は、大阪府の坪単価の約3.6倍です。

東京都だけ異様な数字になっていることがわかります。

順位 都道府県 坪単価平均 変動率
1位 東京都 405万0579円/坪 4.81%
2位 大阪府 113万4639円/坪 2.71%
3位 京都府 99万8571円/坪 2.56%
4位 神奈川県 93万4929円/坪 3.41%
5位 愛知県 77万5602円/坪 3.23%
6位 福岡県 74万5681円/坪 5.68%
7位 埼玉県 57万7868円/坪 2.09%
8位 兵庫県 57万3647円/坪 1.93%
9位 宮城県 55万2746円/坪 4.72%
10位 広島県 53万5394円/坪 1.37%
11位 沖縄県 49万5814円/坪 5.46%
12位 千葉県 48万8618円/坪 4.69%
13位 熊本県 33万8792円/坪 2.82%
14位 静岡県 29万3633円/坪 -0.06%
15位 北海道 29万1904円/坪 4.61%
16位 奈良県 27万3803円/坪 -0.11%
17位 石川県 27万0886円/坪 1.38%
18位 長崎県 24万9084円/坪 0.95%
19位 愛媛県 23万6953円/坪 -0.64%
20位 鹿児島県 23万4719円/坪 -0.66%
21位 岡山県 22万3916円/坪 1.10%
22位 滋賀県 21万6784円/坪 0.53%
23位 大分県 20万8825円/坪 1.87%
24位 高知県 20万4390円/坪 -0.34%
25位 徳島県 19万6743円/坪 -0.40%
26位 香川県 19万1643円/坪 -0.19%
27位 岐阜県 18万4589円/坪 -0.13%
28位 和歌山県 18万3933円/坪 -0.61%
29位 福井県 17万4410円/坪 -0.13%
30位 富山県 16万4767円/坪 0.03%
31位 長野県 15万0780円/坪 0.29%
32位 群馬県 14万9242円/坪 -0.44%
33位 三重県 14万8975円/坪 0.29%
34位 新潟県 14万7496円/坪 -0.51%
35位 佐賀県 14万5458円/坪 2.22%
36位 岩手県 14万4310円/坪 0.43%
37位 栃木県 14万0626円/坪 -0.32%
38位 山梨県 14万0525円/坪 -0.35%
39位 福島県 14万0328円/坪 0.77%
40位 山口県 13万9412円/坪 0.44%
41位 宮崎県 13万2575円/坪 -0.05%
42位 島根県 13万1115円/坪 -0.40%
43位 茨城県 12万3293円/坪 0.30%
44位 山形県 11万2257円/坪 0.25%
45位 鳥取県 11万1706円/坪 -0.49%
46位 青森県 9万9629円/坪 0.07%
47位 秋田県 8万5586円/坪 0.33%

※2024年8月末時点

東京都23区別の坪単価推移一覧表

では次に、東京都23区に絞り込んで、それぞれの坪単価を紹介します。

中央区、千代田区、渋谷区、港区、新宿区などは群を抜いていますね。
住宅地としてイメージしやすい世田谷区でも約258万円。最安の葛飾区でも約137万円で2位の大阪府よりも平均坪単価は上です。東京都23区のどのエリアに住んだとしても、全国トップクラスの高さであることは変わりません。

2024年坪単価平均ランキング

順位

(前年比)

エリア 2024年坪単価平均 前年度推移
1位 中央区 2769万9999円/坪 6.06%
2位 千代田区 2037万4214円/坪 7.43%
3位 渋谷区 1648万0851円/坪 7.15%
4位 港区 1454万5056円/坪 6.77%
5位 新宿区 1188万0398円/坪 6.79%
6位 台東区 582万0446円/坪 8.76%
7位 豊島区 571万7385円/坪 7.92%
8位 文京区 476万2858円/坪 7.65%
9位 目黒区 472万2776円/坪 7.37%
10位 品川区 461万9526円/坪 7.31%
11位 中野区 337万5206円/坪 7.05%
12位 北区 270万5694円/坪 6.85%
13位 世田谷区 258万1540円/坪 4.25%
14位 荒川区 250万8406円/坪 7.23%
15位 杉並区 244万9394円/坪 5.77%
16位 大田区 241万0220円/坪 5.65%
17位 墨田区 240万6060円/坪 6.54%
18位 江東区 232万6515円/坪 5.78%
19位 板橋区 183万0696円/坪 5.54%
20位 練馬区 163万0112円/坪 4.13%
21位 江戸川区 148万6695円/坪 4.89%
22位 足立区 145万0788円/坪 4.75%
23位 葛飾区 137万8822円/坪 4.93%

※2024年8月末時点

2023年坪単価平均ランキング

順位

(前年比)

エリア 2023年坪単価平均 前年度推移
1位 中央区 2664万8347円/坪 2.36%
2位 千代田区 1958万9862円/坪 2.25%
3位 渋谷区 1542万1935円/坪 3.14%
4位 港区 1360万4699円/坪 3.06%
5位 新宿区 1128万7772円/坪 3.50%
6位 豊島区 529万6769円/坪 4.67%
7位 台東区 516万4554円/坪 4.21%
8位 文京区 442万0807円/坪 4.51%
9位 目黒区 438万5983円/坪 4.04%
10位 品川区 429万9089円/坪 3.99%
11位 中野区 312万0848円/坪 4.87%
12位 北区 251万2516円/坪 4.82%
13位 世田谷区 247万0577円/坪 2.54%
14位 荒川区 232万8184円/坪 4.71%
15位 杉並区 230万0442円/坪 3.98%
16位 大田区 227万7247円/坪 3.39%
17位 墨田区 225万1239円/坪 3.94%
18位 江東区 219万2148円/坪 4.06%
19位 板橋区 172万7697円/坪 3.51%
20位 練馬区 156万1833円/坪 2.88%
21位 江戸川区 141万3640円/坪 3.35%
22位 足立区 137万2411円/坪 3.46%
23位 葛飾区 131万1363円/坪 3.05%

2022年坪単価平均ランキング

順位

(前年比)

エリア 2022年坪単価平均 前年度推移
1位 中央区 2628万5537円/坪 -0.67%
2位 千代田区 1936万6005円/坪 -0.84%
3位 渋谷区 1503万2245円/坪 0.83%
4位 港区 1327万6112円/坪 0.72%
5位 新宿区 1102万4157円/坪 1.03%
6位 豊島区 507万3478円/坪 1.60%
7位 台東区 495万7820円/坪 1.14%
8位 文京区 423万1793円/坪 2.08%
9位 目黒区 419万8280円/坪 1.37%
10位 品川区 409万9724円/坪 1.39%
11位 中野区 295万9426円/坪 2.24%
12位 世田谷区 240万5085円/坪 0.99%
13位 北区 238万8459円/坪 1.43%
14位 荒川区 221万2254円/坪 1.83%
15位 杉並区 219万6079円/坪 2.02%
16位 大田区 219万2275円/坪 1.24%
17位 墨田区 216万1983円/坪 1.50%
18位 江東区 210万3925円/坪 1.89%
19位 板橋区 166万5501円/坪 1.10%
20位 練馬区 149万5026円/坪 1.19%
21位 江戸川区 136万6124円/坪 1.19%
22位 足立区 131万9789円/坪 1.30%
23位 葛飾区 124万7540円/坪 1.03%

2021年坪単価平均ランキング

順位

(前年比)

エリア 2021年坪単価平均 前年度推移
1位 中央区 2674万3906円/坪 -3.38%
2位 千代田区 2032万4183円/坪 -2.59%
3位 渋谷区 1500万7984円/坪 -1.81%
4位 港区 1321万4378円/坪 -0.58%
5位 新宿区 1104万7891円/坪 -2.17%
6位 豊島区 505万9113円/坪 -1.44%
7位 台東区 493万2476円/坪 -3.56%
8位 目黒区 417万7983円/坪 -0.05%
9位 文京区 416万3863円/坪 -1.36%
10位 品川区 405万9724円/坪 -0.98%
11位 中野区 289万0067円/坪 -0.37%
12位 世田谷区 237万9425円/坪 -0.58%
13位 北区 235万0894円/坪 -1.33%
14位 荒川区 216万8937円/坪 -1.28%
15位 大田区 216万6571円/坪 -0.44%
16位 杉並区 214万7837円/坪 -0.92%
17位 墨田区 212万9889円/坪 -1.10%
18位 江東区 206万5702円/坪 -0.64%
19位 板橋区 164万7272円/坪 -0.98%
20位 練馬区 147万5582円/坪 -1.03%
21位 江戸川区 134万8215円/坪 -0.66%
22位 足立区 129万7821円/坪 -0.24%
23位 葛飾区 124万2083円/坪 -0.72%

2020年坪単価平均ランキング

順位 エリア 2020年坪単価平均 前年度推移
1位 中央区 2833万840円/坪 7.62%
2位 千代田区 2072万9169円/坪 7.20%
3位 渋谷区 1540万5462円/坪 7.66%
4位 港区 1338万1576円/坪 8.73%
5位 新宿区 1156万9230円/坪 7.64%
6位 台東区 519万5224円/坪 13.98%
7位 豊島区 518万0345円/坪 8.86%
8位 文京区 423万4451円/坪 7.93%
9位 目黒区 418万5917円/坪 4.96%
10位 品川区 410万7768円/坪 6.47%
11位 中野区 289万8861円/坪 6.21%
12位 世田谷区 239万5861円/坪 4.42%
13位 北区 239万1885円/坪 8.46%
14位 荒川区 220万2450円/坪 9.31%
15位 大田区 217万8208円/坪 4.36%
16位 杉並区 217万1977円/坪 4.94%
17位 墨田区 214万0358円/坪 7.37%
18位 江東区 208万6639円/坪 7.03%
19位 板橋区 166万5643円/坪 5.58%
20位 練馬区 149万1510円/坪 3.30%
21位 江戸川区 136万1147円/坪 4.34%
22位 足立区 129万8392円/坪 5.48%
23位 葛飾区 124万3801円/坪 3.26%

出典元:土地代データより

なお、コロナ下で日本全体で土地の価格が下がりましたが、現在は回復しており東京23区はコロナ前の価格とほとんど変わらない状態に戻っています。

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東京都23区全域で坪単価が上昇している理由

東京23区全域で土地の価格が上昇している理由としては3つあります。

1つ目は人口の増加です。

東京都内の人口は令和6年5月1日時点で14,170,275人となっており前月比で37,189人増加となっています。

2020年のコロナ下でも人口の一極集中は収まらず現在も増え続けています。それだけ人口が増え続けているということは住む場所も必要になってきます。

ここで、2つ目の理由のワンルームマンション建築規制です。

  • 23区内建築規制一覧
エリア 最低面積 対象 ファミリータイプの住戸の設置条件
中央区 25㎡ 住戸数10以上 40㎡以上の床面積の合計が全住戸の1/3以上

出典元:中央区役所ホームページ

千代田区 25㎡ 階数4以上
専用面積30㎡以下の住戸が10以上
総戸数が20戸以上の場合は、40㎡以上の住戸面積の合計が全住戸の1/3以上

出典元:千代田区役所ホームページ

渋谷区 28㎡ 階数3以上で33㎡未満の住戸が15以上かつ総戸数の1/3以上 商業地域は、(総戸数-15)×1/3以上を50㎡以上の住戸にする
その他の地域は、(総戸数-15)×1/2以上を50㎡以上の住戸にする                                                          

出典元:渋谷区役所ホームページ

港区 25㎡
商業地域は総戸数の1/2未満を20㎡にできる
37㎡未満の住戸が7以上の集合住宅 ただし、50㎡以上の住戸が総戸数の3/4以上ある場合は除く 総戸数が30戸以上の場合
商業地域は(総戸数-29)×1/10+1戸以上を50㎡以上
その他の地域は(総戸数-29)×2/10+1戸以上を50㎡以上                                                          

出典元:港区役所ホームページ

新宿区 25㎡ 階数3以上で30㎡未満の住戸数10以上 30㎡未満の住戸が30戸以上の場合
1種低層内(30㎡未満の住戸数-29)×1/2以上の戸数を40㎡以上にする
その他の地域(30㎡未満の住戸数-29)×1/3以上の戸数を40㎡以上にする                                                          

出典元:新宿区役所ホームページ

台東区 25㎡ 住戸数10以上 総住戸数が15戸~49戸で高さが40m以下の場合
40㎡以上の住戸が総戸数の1/3以上                                                                                                                         

総住戸数が50戸~99戸で高さが40m超~50m以下の場合
50㎡以上の住戸が総戸数の1/9以上かつ40㎡以上の住戸が総戸数の1/3以上 など

出典元:台東区役所ホームページ

豊島区 25㎡ 階数3以上で住戸数15以上 なし

出典元:豊島区役所ホームページ

文京区 25㎡ 40㎡未満の住戸数10以上 総戸数が15戸超の場合
(総戸数-15 )×1/2以上の戸数を40㎡以上にする                                                          

出典元:文京区役所ホームページ

目黒区 25㎡ 階数3以上で40㎡未満の住戸数10以上
住戸数20以上かつ延べ面積1,500㎡以上
階数5以上で高さ15m以上1,500㎡以上
敷地面積1,000㎡以上
40㎡未満の住戸が30戸を超える場合
(40㎡未満の住戸-29戸)×1/2以上を40㎡以上かつ平均が55㎡以上となる住戸にする                                                          

出典元:目黒区役所ホームページ

品川区 20㎡
 1種低層地域は25㎡
階数3以上で30㎡未満の住戸が15戸以上かつ総戸数の1/3以上 30㎡未満の住戸が15戸~19戸の場合
1戸以上の住戸を40㎡以上にする                                                                                                                         

30㎡未満の住戸が20~29戸の場合
1戸以上の住戸を40㎡以上にする

出典元:品川区役所ホームページ

中野区 25㎡ 階数3以上で住戸数12以上 (総戸数-11)×1/2以上の戸数を40㎡以上にする

出典元:中野区役所ホームページ

北区 25㎡ 階数3以上で住戸数15以上 40㎡未満の住戸が30戸以上の場合
(総戸数-30戸)×1/2以上を55㎡以上の住戸にする                                                          

出典元:北区役所ホームページ

世田谷区 25㎡ 住戸数20以上で専用面積40㎡以上
延べ面積1500㎡以上
住居系/準工業地域内は階数3以上で40㎡未満の住戸が12以上
商業系地域は階数3以上で40㎡未満の住戸が15以上
40㎡未満で延べ床面積1,500㎡以上の住戸数30戸超の場合
(40㎡未満住戸数-30)×1/2以上                                                            

出典元:世田谷区役所ホームページ

荒川区 25㎡ 住戸数15以上 住戸数が15戸~29戸の場合
総戸数の1/3以上を50㎡以上にする                                                                                                                         

住戸数が30戸以上の場合
総戸数の1/2以上を50㎡以上にする

出典元:荒川区役所ホームページ

杉並区 25㎡
 住戸数が10未満の場合は20㎡
階数3以上で住戸数20以上
階数3以上で40㎡未満の住戸数6以上
40㎡未満の住戸数が20戸超の場合
20戸を超える部分×1/2以上の住戸を40㎡以上にする                                                          

出典元:杉並区役所ホームページ

大田区 25㎡ 住戸数15以上 30戸以上の場合は、40㎡超の住戸数の数を
1種低層/2種低層 →1+(住戸数-30)×1/2
1種中高層~準住居 →1+(住戸数-30)×1/3
準工業/工業 →1+(住戸数-30)×1/5
近商/商業 →1+(住戸数-30)×1/10 など                                                          

出典元:大田区役所ホームページ

墨田区 25㎡ 住戸数15以上
または階数3以上で住戸数10以上
住戸数25戸~99戸の場合
40㎡以上の住戸が住戸数の30%以上                                                          

出典元:墨田区役所ホームページ

江東区 25㎡ 階数3以上で住戸数15以上かつ過半数以上が40㎡未満 40㎡以上の住戸を151戸以上含む場合
90㎡以上の住戸を世帯用住戸数の1/10以上設置
25㎡以上40㎡未満の住戸を世帯用住戸数の1/5以上設置                                                          

出典元:江東区役所ホームページ

板橋区 25㎡ 階数3以上で35㎡未満の住戸が15戸以上で総戸数の1/3以上 35㎡未満の住戸が30戸以上の場合、以下のいずれかを選択
・(35㎡未満住戸-29)×1/3以上を55㎡以上の住戸にする
・(35㎡未満住戸-29)×1/2以上をバリアフリー住戸にする                                                          

出典元:板橋区役所ホームページ

練馬区 25㎡ 40㎡未満の住戸数15以上 40㎡未満の住戸が30戸以上の場合
一律10戸以上を55㎡以上の住戸にする
10戸に加え、(総戸数-40)×1/2以上を55㎡以上の住戸にする                                                          

出典元:練馬区役所ホームページ

江戸川区 30㎡ 階数3以上で住戸数10以上 なし

出典元:江戸川区役所ホームページ

足立区 25㎡ 階数3以上で住戸数15以上 40㎡未満の住戸が30戸以上の場合
(40㎡未満の住戸-29)以上の住戸数を75㎡以上にする                                                          

出典元:足立区役所ホームページ

葛飾区 25㎡ 階数3以上で住戸数15以上 住戸数が15戸~29戸の場合
(住戸数-15)×1/2を55㎡以上の住戸にする
住戸数が30戸以上の場合
(住戸数-15)×1/2以上を55㎡以上の住戸にする
かつ1/5以上を75㎡以上の住戸にする                                                          

出典元:葛飾区役所ホームページ

23区内は全域で一人暮らし向けのワンルームマンションの建築に規制がかかっています。

これは自治体が独自に行っている規制で背景としては23区内に引っ越してくる人の多くは学生などの単身者で住民票を移動しないケースが多いため、本来見込めるはずの住民税などの税収が減ってしまうのと、地域活性(地域のイベントなどに参加しない)、騒音・トラブルなどの問題も多いことから単身者向けのマンションの建築に規制がかかり住む場所が増えづらいため賃貸需要過多の状態になっているのです。

元々23区内は土地自体が余っていないので更に価値の底上げに拍車がかかっています。

3つ目の理由は資産性が維持しやすいので買い手が充実している市況です。

東京23区はこれだけ賃貸需要が安定していて土地自体少ないので築50年の中古マンションなどでも今の新築マンションなどと値段はあまり変わりません。

つまり23区の不動産は運用は別とすれば持っているだけで有利な状況と言えるでしょう。

それだけ資産性の高い東京23区はやはり世界的に見ても投資家などから人気があります。人気の理由の1つとしてインフレがあります。

※出典元:IMF – World Economic Outlook Databases

G7主要国でインフレ率を比較した時、日本は2023年度3.268%で最下位でした。つまり世界的に見ても日本はまだお買い得なのです。

東京23区の坪単価が上がる理由

  • コロナ下でも変わらない人口増加都市
  • 建築規制による賃貸需要過多の状態
  • 資産性の維持のしやすさによる買い手が充実している市況

 

一時期、東京の不動産は2020東京オリンピック後に値下がりするという噂が流れましたが、私はこれが都市伝説レベルの噂だということに確信がありました。それは過去のオリンピック後の各都市のデータをみれば明らかです。

国際決済銀行(BIS)米国連邦住宅金融庁(EHFA)

ロンドン大会前のオリンピック4大会において開催後に住宅価格が急落したケースは0です。

コロナにより東京オリンピック開催が延期され、コロナ後の2021年度は日本国内で坪単価が下がりました。しかし、翌年の2022年度はすでに回復傾向にあります。そして実際にオリンピックが行われた翌年の2023年度の坪単価は上昇しました。

では、なぜオリンピック後に不動産の価格が下がるという噂が流れたのでしょうか?

実はそれは開催される場所に原因があります。

地方都市でオリンピックが行われる場合、大会開催による特需が発生します。しかしそれは開催期間中の一時的なもので大会が終了してしまえばその特需は消え通常に戻ります。この通常の状態に戻る事をオリンピック後は値下がると勘違いしたのです。

しかし、これが東京のような主要都市での開催であった場合、

『特需の発生+更なる都市開発(インフラ整備)+元々の価値=不動産価格の上昇』

という構図になり、オリンピック後の東京の値下がりは都市伝説レベルの噂でしかなかったのです。

中にはこの噂に希望を見出して購入をオリンピック開催後まで待っていた方などもいたかと思いますが、結果としては東京オリンピック後は値上がりの未来になったのです。

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不動産購入予定の生活者はこのデータをどう捉えるべきか?

23区の不動産の価格は今後も上がっていくと予測されています。

コロナ・戦争・円安・インフレと理由は様々ですが、今は建築費自体が高騰しています。

建築費の内訳として、材料費と人件費の2つに分けられます。材料費は日本は輸入大国ですので他国の物価に非常に左右されやすいと言えます。今は世界的にインフレとなっていますので輸入する材料費も高騰しています。

人件費は働き方改革により現場で働いている建設作業員の休日を増やす傾向が強まり、今までのスケジュールよりも工期の延長が必要となりました。

この2つの要因によりこれから新しく建てられる不動産は価格の上昇が必然となっています。

つまり、新築の不動産の原価が上がっているのです。

新築の不動産価格が上昇する事により、需要は中古物件に傾きます。中古物件に人気が集まれば当然中古物件も値上がりをしていきます。

こうして不動産価格全体が値上がると予測ができます、23区に限って言えば今後値下がりする要因の方が圧倒的に少ないので首都圏の不動産が安くなるのは現実的ではないと言えます。

現在、東京23区の不動産の購入を検討している方はなるべく早く購入をした方が損をする可能性は低いと言えます。

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まとめ

  • 2020年~2024年での過去5年間の東京23区上位5区(中央区・千代田区・渋谷区・港区・新宿区)は不動の神5
  • 東京23区は人口増加と安定した資産性により今後も値上がる予測
  • 東京23区の不動産は値下がり要因がわずかなため、おそらく今現在が最安値

上記のデータからも予測できるように23区の不動産は今後も値上がりし続ける可能性が高いと言えます。

しかし、不動産は気軽に購入できるものでもないですし、自宅ともなればより慎重にならざるを得ません。

今すぐではないにしてもこういった不動産などに関しては気軽に相談できる信頼できるパートナー(業者)を見つけておくと良いでしょう。

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